HOME > 噛み合わせによる顔と姿勢の歪み
日本人の場合、食生活と、勉強やデジタルワークの多い現代日本のストレス社会を基礎原因として、骨は変形しやすかったり、噛むことの大切な顎関節の発達が十分にできなかったり、左右差の大きさのバランスや形が変形したりします。 また、歯質も柔らかく、くいしばりや歯ぎしりで歯のエナメル質がすぐ減ってしまいます。 同じ東洋人でも、他のアジアの人たちとは違った意味でのハンディを背負っていると私は思っています。つまり、かみ合わせと顎の変形、それと協調した筋肉の応答などによって顔は変形し、姿勢も歪むと私は考えています。 遺伝もありますが、その子の生活習慣や態癖、永久歯のはえかわり時の早期の好ましくない接触によって、上下の歯列が誘導されていき顔や姿勢などへの歪みを起こすケースがあります。以下にひとつケースをご紹介します。
患者さんおよび、ご家族のお許しにより、顔写真を載せさせていただきました。 ホームページをを通じて、こころより、感謝しています。 「ありがとうございました。」
1998年当時、7歳のやさしくておもいやりのある素直な男の子です。
受け口、かみ合わせを主訴に来院されました。
先天的に下顎の前歯が一本足りません。
顎関節のレントゲンでは、下顎骨、頭蓋骨および関節頭の形態的な左右差は顕著では ありませんが、親知らずの存在が将来的に問題になりえると思われます。
正面から立ってもらったところですが、顔や肩のラインが歪み姿勢もゆがんでいます。
かみ合わせを誘導し姿勢を含めて矯正し、長期にコントロールしていきました。
図は治療初診から顔貌を追っていき、全体的なバランスの再評価をしていきました。
左上から左下までの写真を見てみて下さい。目の左右のバランスと口元の変化に注目ください。
歪みが改善されているのが分かります。
かみ合わせや生活習癖をコントロールすることによって、猫背も改善されていきました。